バイクはなぜか単車と呼ばれます。

バイクはなぜか単車と呼ばれます。 関東より、関西の方がバイクを単車と良く事が多いようです。そう言われれば、実際にバイクに乗っていた頃、バイクとは呼ばず単車と呼んでいたような気がします。元々バイクは、サイドカーがメインだったそうです。特に欧米では、軍用にサイドカーが利用されていたとのことです。これは第一次世界大戦の頃の話です。機動力がその当時ではナンバーワンであったらしいです。荷物を詰めて、兵隊が2~3人運べるのですから、当然と言えば当然だと考えます。日本では、戦線が、悪路が多かったために、サイドカーは余り重宝されていなかったと言うことです。その後、サイドカーから、4輪へと実用性は変わり、サイドカーも、サイドカーそのものとしてより、側車を外したバイクが楽しまれるようになったと言うことです。その時に生まれたのが、単車という言葉であったようで、最近の若者には余りなじみのない言葉かも知れません。どちらかと言えば、僕ぐらいの世代より上の人が使う言葉ではないでしょうか?

僕が初めて単車に乗ったのは、16歳の時でした。免許が取れる年齢に達するとすぐに免許を取りに出かけました。それから半年後大型二輪の免許を取ることに成功したのです。単車は、1度に見る世界を変えてくれました。原付では全く無理な距離を、簡単に走りきることが出来たのです。徒歩から自転車、そして単車へと、自分の行動範囲が大きく変わっていったのです。単車のお陰で人生観も大きく変わりました。旅行にも出かけることが出来たのです。免許を取った翌年には北海道まで友人と出かけることが出来たのです。そこで多くの人と出会いました。本当に楽しい思い出を一杯作ってくれたと思います。単車には、合計で5台ほど乗りました。その1台毎に思い出があります。最近の若者は、単車に乗らなくなっています。これは本当にもったいない話だと思うのです。日本は単車の国であるのに、その国民が単車に乗らないなんて、本当にもったいないとしか言えません。もっと若者が単車に乗れる日を楽しみにしていたいです。